大学入試新テストの民間試験一本化?

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大学入試新テストについての個人的な未来予測

 

2020年からの大学入試新テストの英語は、民間試験一本化への大学や高校校長会の反対を受けて、3年間はセンター試験も併用することになりました。

 

しかし、世界の激変を目の当たりにすると、「読み」1技能測定で、しかもマークシートという化石のようなセンター試験だけを採用する大学は数年後には見向きもされなくなりますから、センター試験は2020年を待たずに自然淘汰されて実質的になくなるでしょう。

 

民間試験の中から「高校生に適した試験」が認定される予定といわれています。その基準として、公平の観点から受験料は適正か、地域による格差はないか、などが議論されていますが、これらは今でもすでにあることだからあまり意味がないでしょう。

 

本質的なことは、「高校生の英語の4技能を適切に測れるのか」ということにつきます。結論からいうと、英検しかないと思います。

 

IELTS/TOEFLは英系や米系の大学院に留学するための試験だから、英検1級〜2級レベルの受験者のためのもので、2級~3級の日本の高校生のレベル分けはほとんどできません。受験料も高いです。IELTSは25,380円です。

 

英検は3級から1級までカバーしており、受験料も適正なレベルです。

 

TOEICはどうでしょうか?

 

基本的にTOEICは、「読む・聞く」の2技能しか測れません。だから、4技能入試化の候補には始めからならないのです。

 

また、問題レベルがひとつなので、IELTS/TOEFLと同じように英検2級〜準1級レベルの受験者の英語力しか測れません。

 

更に、ビジネスシーンでの英語にフォーカスしているために問われる語彙が高校生までに習うべきアカデミックな語彙ではないということです。これはTOEICだけの問題です。

 

 

こんな三重苦のTOEICが候補に残ってることが摩訶不思議です。

TOEICの利点は1点ごとの点数化ができることですが、この点は英検も最近はCSEスコアで出るようになっています。

 

次回はここ数年の英検の改善への取り組みについて書く予定です。